校内でビールや給食食材でまかない 京都市教委、5教職員を処分
2010年3月31日23時49分配信 京都新聞
京都市教育委員会は31日、校内で繰り返しビールを飲んだとして、塔南高(南区)の男性教諭(47)を停職3カ月の懲戒処分にしたほか、学校給食の食材で自分たちが食べるまかないを作ったり、生徒に体罰を繰り返したとして、教職員4人を懲戒処分にした、と発表した。
市教委によると、男性教諭は昨年6〜7月、放課後や夏休み期間中の勤務日のほか、クラブ活動の指導で登校した休日の昼間などに十数回、体育教官室で缶ビールを飲んだという。教諭は「のどが渇いたので飲んだ」、「1本だけなので通勤に使っていたバイクで帰ったこともある」などと説明しているという。教諭は1日付で他校へ転任した。
春日野小(伏見区)の給食調理員の女性(49)と女性(62)は2008年度から月2回程度、うどんやカキなどの食材を持ち込み、給食に使う野菜や調味料を使ってカレーうどんやカキフライを作って食べていた。市教委は、給食費で購入した食材の流用や衛生面から私的な食材の持ち込みを禁止している。それぞれ減給処分(賃金の半日分)にした。
市教委は、西ノ京中(中京区)の男性教諭(29)を戒告処分にした。08年9月、指導の際に当時2年の女子生徒のほおを平手打ちして鼓膜が破れるけがを負わせ、注意を受けたが、昨年12月に顧問だったクラブに所属する当時2年の男子生徒の頭をたたき、尻をけったという。
有給休暇を使い切り、欠勤したとして、左京区の小学校の女性管理用務員(59)を停職3日とした。